今年最初のIT業界の大きなニュースとなっている『アローヘッド』。
おそらく就活生の方はあまり馴染みのない単語かもしれませんが、少しマニアックな方のために書いておきましょう。
『アローヘッド』とは?
まず『アローヘッド』とは、東京証券取引所が1月4日から導入した、株式の売買注文を処理するコンピューターシステムの名称です。
東京証券所は、ニューヨーク証券取引所・ロンドン証券取引所と並んで「世界三大市場」に挙げられているのにも関わらず、今まで使用されていたシステムというのは、他市場に比べると遅れをとるものでした。さらに、昔ながらの取引手法を、そのままシステム化したことで多くの問題を抱えていると言われています。
例えば、速度の場合、証券会社が売買注文を出してから注文の受け付けが確認できるまで2?3秒かかっていました。
それを『アローヘッド』では0.005秒に短縮でき、ニューヨーク、ロンドン証券取引所などに近い水準に追つきます。ちなみに処理速度は、従来の約500倍で、瞬時の取引成立が可能になります。
『アローヘッド』は、なぜ開発されたのか?
ジェイコム株大量誤発注事件やライブドアショックによる売買停止の反省を踏まえて開発されているとも言われています。
例えば、ジェイコム株大量誤発注事件では、みずほ証券の男性担当者が「61万円1株売り」とすべき注文を「1円61万株売り」と誤ってコンピュータに入力したことで、大混乱がおきました。そして、売り注文を出してから1分25秒後に誤りに気付き、3回にわたって売り注文の取消し作業を行いましたが、東証のコンピューターは認識しませんでした。
結果、この誤発注、および強制決済によりみずほ証券が被った損失は、407億円とされています。
当時の担当者、東証関係者、ジェイコム株主・社員のことを考えるとガクブルものですね。
さらに、ライブドアショックによって取引停止になった際には、エイジアン・ウォールストリート・ジャーナルは一面トップで「東証の緊急停止は、自らの技術力を誇ってきた日本という国の中枢が、驚くべき敗北宣言に追い込まれたことにほかならない」と論評したほどです。
このような事が再発しないためにも『アローヘッド』の開発は大きな意味を持っています。
『アローヘッド』の特徴
■高速性
0.005秒の文応答時間、0.003秒の情報配信スピードとなります。これにより、素早くマーケット動向をキャッチして取引を行うことが可能になります。
■信頼性
注文・約定・注文板などの取引情報を三重化したサーバ上で処理します。これにより、最新技術を駆使した高信頼システムの構築が可能となっています。
■拡張性
安定した取引サービスを提供できるよう、常にピーク値の2倍のキャパシティを確保しています。これにより取引件数の急激な変化に即時に対応できるということです。
『アローヘッド』によって何が変わるのか?
外国人投資家が、欧米のシステムと同じ感覚で売買できるようになりますし、100株単位で売買される銘柄も増えるので、個人投資家の間口も広がるはずです。さらに、海外のファンドなどが多用する「自動売買」の注文を呼び込み、取引拡大を図る考えもあるようです。
また、これまでのように値動きを人間の目では追えなくなり、新たな世界が形成されると言われています。システムの高速化や売買制度の変更によって「市場参加者にとってさまざまなトレーディング手法・戦略を活用できる場になることが期待されるため、市場の流動性が増すのではないか」という声も上がっているほどです。
今回は『アローヘッド』に関してまとめていきました。これからの株式市場は注目ですね。
最後に
今回の『アローヘッド』によって証券市場が大きく変る可能性が有ります。世界と同じレベルにシステムが向上しました。しかし、重要なのは、取引所のシステムが優れていることよりも、投資したいと思える良い企業が上場している事。これが真の競争力になるはずです。
世界に誇れる日本市場にするためにも、純粋に良い企業が増えることが重要だなと感じます。
おそらく就活生の方はあまり馴染みのない単語かもしれませんが、少しマニアックな方のために書いておきましょう。
『アローヘッド』とは?
まず『アローヘッド』とは、東京証券取引所が1月4日から導入した、株式の売買注文を処理するコンピューターシステムの名称です。
東京証券所は、ニューヨーク証券取引所・ロンドン証券取引所と並んで「世界三大市場」に挙げられているのにも関わらず、今まで使用されていたシステムというのは、他市場に比べると遅れをとるものでした。さらに、昔ながらの取引手法を、そのままシステム化したことで多くの問題を抱えていると言われています。
例えば、速度の場合、証券会社が売買注文を出してから注文の受け付けが確認できるまで2?3秒かかっていました。
それを『アローヘッド』では0.005秒に短縮でき、ニューヨーク、ロンドン証券取引所などに近い水準に追つきます。ちなみに処理速度は、従来の約500倍で、瞬時の取引成立が可能になります。
『アローヘッド』は、なぜ開発されたのか?
ジェイコム株大量誤発注事件やライブドアショックによる売買停止の反省を踏まえて開発されているとも言われています。
例えば、ジェイコム株大量誤発注事件では、みずほ証券の男性担当者が「61万円1株売り」とすべき注文を「1円61万株売り」と誤ってコンピュータに入力したことで、大混乱がおきました。そして、売り注文を出してから1分25秒後に誤りに気付き、3回にわたって売り注文の取消し作業を行いましたが、東証のコンピューターは認識しませんでした。
結果、この誤発注、および強制決済によりみずほ証券が被った損失は、407億円とされています。
当時の担当者、東証関係者、ジェイコム株主・社員のことを考えるとガクブルものですね。
さらに、ライブドアショックによって取引停止になった際には、エイジアン・ウォールストリート・ジャーナルは一面トップで「東証の緊急停止は、自らの技術力を誇ってきた日本という国の中枢が、驚くべき敗北宣言に追い込まれたことにほかならない」と論評したほどです。
このような事が再発しないためにも『アローヘッド』の開発は大きな意味を持っています。
『アローヘッド』の特徴
■高速性
0.005秒の文応答時間、0.003秒の情報配信スピードとなります。これにより、素早くマーケット動向をキャッチして取引を行うことが可能になります。
■信頼性
注文・約定・注文板などの取引情報を三重化したサーバ上で処理します。これにより、最新技術を駆使した高信頼システムの構築が可能となっています。
■拡張性
安定した取引サービスを提供できるよう、常にピーク値の2倍のキャパシティを確保しています。これにより取引件数の急激な変化に即時に対応できるということです。
『アローヘッド』によって何が変わるのか?
外国人投資家が、欧米のシステムと同じ感覚で売買できるようになりますし、100株単位で売買される銘柄も増えるので、個人投資家の間口も広がるはずです。さらに、海外のファンドなどが多用する「自動売買」の注文を呼び込み、取引拡大を図る考えもあるようです。
また、これまでのように値動きを人間の目では追えなくなり、新たな世界が形成されると言われています。システムの高速化や売買制度の変更によって「市場参加者にとってさまざまなトレーディング手法・戦略を活用できる場になることが期待されるため、市場の流動性が増すのではないか」という声も上がっているほどです。
今回は『アローヘッド』に関してまとめていきました。これからの株式市場は注目ですね。
最後に
今回の『アローヘッド』によって証券市場が大きく変る可能性が有ります。世界と同じレベルにシステムが向上しました。しかし、重要なのは、取引所のシステムが優れていることよりも、投資したいと思える良い企業が上場している事。これが真の競争力になるはずです。
世界に誇れる日本市場にするためにも、純粋に良い企業が増えることが重要だなと感じます。
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