以前『エコノミスト』に載っていた記事を引用紹介したいと思います。結構長い文章なので数回に分けて紹介します。
おそらく就活生・就職活動中の学生の皆さんには刺激が強い内容になるかと思いますが、こういった記事もあるということは知っておいた方が良いかと思います。
お金のため、地位のため、名誉のため、大事なものを失ってしまうことは非常に残念です。ビジネスとは崇高で希望に満ち溢れているものだと思います。しかし、そもそも社員に対して、希望を打ち砕くようなやり方をしている企業があるのも現実です。
よって、就活生の皆さんが希望を持って企業に入社するためにも、あえて現実に触れて欲しいなと思います。以下引用になります。
おそらく就活生・就職活動中の学生の皆さんには刺激が強い内容になるかと思いますが、こういった記事もあるということは知っておいた方が良いかと思います。
お金のため、地位のため、名誉のため、大事なものを失ってしまうことは非常に残念です。ビジネスとは崇高で希望に満ち溢れているものだと思います。しかし、そもそも社員に対して、希望を打ち砕くようなやり方をしている企業があるのも現実です。
よって、就活生の皆さんが希望を持って企業に入社するためにも、あえて現実に触れて欲しいなと思います。以下引用になります。
引用
きつい仕事、増えない給与正社員になっても若者は辞める
小林 美希(労働経済ジャーナリスト)
「有名大学を出てメガバンクに入ったが、どん底を見た気がする」
東京の私立大学を卒業し、2005年4月に、みずほ銀行に入行した鈴木洋子(仮名、25歳)は過労からわずか2年で退職した。
洋子に限ったことではない。金融業界の人事政策を熟知するあるコンサルタントは「メガバンクの大量採用で女性営業職が大幅に増えたが、使い捨てられるように、多くが数年で辞めていく」と話す。
08年4月に新卒採用でメガバンクに入った行員数は、三菱東京UFJ銀行が2,200人、三井住友銀行が1,822人、みずほフィナンシャルグループが2,400人。05年にそれぞれ905人、1,088人、1,200人だったのに比べて大幅に増え、まさに大量採用時代を迎えている。
背景には、団塊世代の退職金という巨大なマーケットを狙って、各行ともリテール戦略の強化を打ち出していることがある。1998年に投資信託の販売が銀行でもできるようになり、07年12月には生命保険の販売も解禁された。これらの金融商品を売るために、各行とも女性行員を中心に大量採用に踏み切った。
みずほFGでは、02年4月から全国転勤を伴う「基幹職」、転居を伴う異動がない「特定職」、ディーラーなど専門的な業務にあたる「プロフェッショナル職」という3つの職種を設けている。
洋子は特定職で採用試験を受け、個人の顧客向けに保険、外貨預金、投資信託などを売る営業職のフィナンシャルコンサルタント(FC)になった。みずほFGではFC職の養成に力を入れており、現在、FC職は2800人。3年後には4000人体制を目指すという。特定職のFCはほとんどが女性だ。
「最強のリテール銀行を作るため、リテールの女性行員を増やしたい」(みすほFG広報室)
という事業戦略のなかでの採用だった。都内の支店に配属されると、年間1000万円の利益が洋子の目標になった。目標達成には売上げでおよそ3億円が必要だ。毎朝、口座に1000万円以上の入金がある顧客がリストアップされ、そうした大口入金を見て”営業コール”をかけていく。
「やるなら、1番になりたい。収益を上げて同期を引き離したい」
契約を取るため、頻繁に上司らの接待にもつきあい、終電がなくなると、タクシーで帰るかカプセルホテルに泊まった。土曜日は疲れ切って起き上がることもできなかったが、「営業職に男も女もない―」そう思って歯を食いしばった。
大型契約がとれると、目標を達成できない男性行員から「女はいいよな」と言われ、「女を武器に使った・・・・・・」などと噂をされた。男女雇用均等法で禁止されているセクシャルハラスメントに当たるケースだ。なかには洋子の顧客にまで手を出す担当外の先輩もいた。しかし、洋子は前任者からの引継ぎなしで、新規顧客獲得数が同期でトップクラスとなった。
2年目の冬のボーナスでは個人の評価としては、洋子が最高のはず。当然、成績はボーナスに反映されると疑わなかったが、ボーナスは手取りでわずか36万円だった。その額に洋子は愕然とした。
「同級生で保険会社に入った一般事務でもボーナスは60万円。私の努力はなんなのだろう」
2年目の冬には先輩からのいじめやストレス、過労から高熱が続いて、起き上がれなくなり、年次有給休暇を全て使い果たした。
ある朝起きると、布団が血で真っ赤に染まっていた。子宮からの不正出血だった。婦人科に行くと子宮内膜症と診断され、手術を受けた。投資信託の販売は好きだったが、「このままでは、過労死するかもしれない」と、入行2年目で退職した。
洋子のように過労などから辞めていく女性営業職は多く、冒頭のコンサルタントは
「大量採用できないメガバンク以外の金融機関からは、『銀行が新人に仕事を教えて、人材を転職市場に出してくれる』と喜んでいる」
と業界の事情を明かした。
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わたしもメガバンクで同じような業務担当をしています。同僚や後輩達が、まさに櫛の歯が抜けるように銀行を去りつつあります。
本当に他人事とは思えない記事でしたので、思わずコメントを書かせて頂きました。
まさに私たちは「使い捨て」の消費財です。稼げば稼ぐほど虚しくなるのは、当たり前かもしれませんね。