JPモルガン、4-6月期36%最終増益 債券取引など好調
欧州株式市場=大幅上昇、米JPモルガン決算好感し銀行株に買い
【ニューヨーク=松浦肇】米大手銀行JPモルガン・チェースが16日に発表した4-6月決算は、最終利益が27億2100万ドル(約2500億円)と前年同期比36%増えた。株価が反発するなど金融危機が緩和した効果で、投資銀行業務や債券取引が好調だった。カードローンや住宅ローンなどの個人向け融資の焦げ付き率は上昇したが、昨年秋に米貯蓄金融機関(S&L)最大手ワシントン・ミューチュアルの営業資産を買収した増収効果で増益を確保した。
事業会社の粗利益に相当する純営業収益は39%増となった。顧客企業の資金需要の高まりから債券取引や株式引き受けが伸びたうえ、預貸業務が拡大した。米政府による介入で金融市場が安定し、M&A(合併・買収)融資や証券化商品に絡んだ損失が減少した。
ただ、貸し出しの焦げ付きに対して引き当てる貸倒引当金が約80億ドルと前年同期の約2.3倍に急拡大した。米国では失業率が上昇しているうえ、住宅価格の低下で個人向け融資債権の焦げ付きが増えており、カード事業は赤字に陥った。
欧州株式市場=大幅上昇、米JPモルガン決算好感し銀行株に買い
[ロンドン 16日 ロイター] 欧州株式市場は大幅上昇。JPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)の決算を好感し銀行株に買いが入ったほか、堅調な商品市況を背景に、鉱山・石油株が上昇した。
FTSEユーロファースト300種指数は21.16ポイント(1.65%)高の1302.78。
DJユーロSTOXX50種指数.STOXX50Eは57.81ポイント(1.57%)高の3748.56。
前日インテル(INTC.O: 株価, 企業情報, レポート)が発表した比較的明るい業績見通しなどを好感しハイテク株も堅調、ノキア(NOK1V.HE: 株価, 企業情報, レポート)は3.4%高、インフィニオン(IFXGn.DE: 株価, 企業情報, レポート)は10%と急伸した。
JPモルガン・チェースの第1・四半期は利益が半減したものの、他の金融大手ほどの損失計上は回避した。ニューヨーク市場では決算を受けJPモルガン株は上昇。銀行株では、クレディ・スイス(CSGN.VX: 株価, 企業情報, レポート)が2.1%高、ドイツ銀行(DBKGn.DE: 株価, 企業情報, レポート)が3%高、UBS(UBSN.VX: 株価, 企業情報, レポート)が1%高。
英銀ではバークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)が6.7%、HBOSHBOS.Lが5%、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)(RBS.L: 株価, 企業情報, レポート)が7.6%上昇した。関係筋によるとイングランド銀行(英中央銀行)はモーゲージ市場の緊張緩和を目的に、住宅ローン融資機関を対象に住宅ローン担保証券と国債とを交換する計画を検討している。
鉱山株では、BHPビリトン(BLT.L: 株価, 企業情報, レポート)、ロンミン(LMI.L: 株価, 企業情報, レポート)がそれぞれ5.4%高。石油株では、BP(BP.L: 株価, 企業情報, レポート)が2.1%高、トタル(TOTF.PA: 株価, 企業情報, レポート)が2.4%高、ロイヤル・ダッチ・シェル・グループ(RDSa.L: 株価, 企業情報, レポート)が2.7%高となった。
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