大手企業のコア人材採用の第一波が終了、主要企業の大多数が内々定出し
●就職意識、準備不足が明暗を分ける
昨年と変わらない採用スケジュールのなかで、コア人材を確保した企業は、その他の人材は後でも間に合うと判断したのだろう。ソニーやホンダは内々定を出し終える時期を「7月末まで」、日立製作所などは「8月末以降」と回答し、短期集中と長期化があわさった様相が色濃くなった。また、予定した採用数については「確保できそうだ」とする企業が68%にのぼり、「確保が難しい」と回答した企業はゼロだった。
ゴールデンウィーク前の4月末、ある金融機関から内々定を貰った首都圏有名私立大学の学生の話を聞く機会があった。彼は「自分の周囲は皆内定をもらっており、複数内定を持っている友人も珍しくありません。状況としては複数の内定先から就職先を決める段階です。不況下の就活なので焦りがなかったといえば、ウソになりますが、世の中のせいにすることは筋違い。自分自身は1年間留学していたこともあり、時期的には不況下の就活になりましたが、そんなことを後悔しても仕方がない。自分の知っている学生は、現実を受け止め、本当に真剣に就職と向かい合って活動していましたよ」と語った。どんな学生が内定を獲得できていないのかを聞いてみたところ「私は金融業界を目指していたので、同業志望の学生とさかんに情報交換をしていました。今年の2月頃、同じ大学に通う学生が “外資金融に行きたい”というので、その理由を聞いてみたところ、“カッコいいし、給料も高そう”というのが志望動機だと。学生の自分でも準備不足が甚だしいと思いました。案の定というか、彼はまだ外資はおろか、金融機関からの内定はないようですね。やはり仕事観の欠如と準備不足は致命傷になると痛感しました」。
そんな彼だが、「数社の面接ではボコボコされた」という。特にショックが大きかったのは「最終面接前で人事部長に絶賛され、“君のような人間と働きたい ”と握手までされて落とされたこと」だという。「一瞬、人間不信になりそうだったけど、第一志望ではなかったことが救いでした」と笑う。
引用:東洋経済
5月に入ってから、就活サイトの方と面談をするのですが、どの就活サイトの担当者も口を揃えて「格差が広がった」と言われます。要するに、就活がうまくいく人と、うまくいかない人の差が激しくなったということです。ここからは、採用担当をしていて思うことを書いていきましょう。
「なぜ成功する人と失敗する人の差がここまで大きくなるのか?」ということに関してです。
なぜ格差が広がるのか
最近「ゆとり教育によって学生の質が低下した」などといわれていますが、そのような過去に固執しても仕方がありません。さらに全体値が下がるイコール格差が広がるではありません。企業の採用の歴史を紐解くと、景気の上下によって差が開くようです。差が開くというよりは、差が明確になっていると言った方が正確かもしれません。なぜ差が明確になるのでしょう?
景気が下落すると、企業の採用が厳しくなります。よって、景気が良い時に内定が出ていた中間層に内定が出なくなり、中間がなくなり、就活をうまく進められる人と進められない人の差が顕著に現れるということです。
では、うまく進められる人と進められない人との差は何なのでしょう?就活で失敗する人の法則はあるのでしょうか?
能力とコミットメントの差
今回は失敗する人の事例を元に検証していきます。大きく2つに分けると、能力とコミットメントが失敗に大きく影響を及ぼしていると思います。
■能力
まず、能力に関してです。
能力に関して、企業から高く評価される学生というのは、どのような学生でしょうか?
それは、早くから就職活動を開始し、ビジネスマインドを身につけている。そして、就活が本番かする頃にはビジネススキルも独習によって身につられている学生です。そんな学生は、即戦力として評価されます。しかし、毎年多くの就活生と会っていて思うのが、これからビジネスの世界に入るにも関わらず、ビジネスマインドやビジネススキルへの興味が低い人が比較的多いということです。
就活で成功するには、相手が求めている人物になることです。では、相手が求めている人物は何かというと、「ビジネスの世界で通用する力」を持ち合わせている人物です。
就活という短い時間の中で、ビジネスマインドやスキルを高められたのであれば、純粋に能力が高いと判断されるのも当たり前です。ところが、現実、多くの学生に「就活の準備をしているが、プロのビジネスパーソンになる準備を全くしていない」というのが当てはまります。
■コミットメント
次にコミットメントです。
コミットメントに関して、企業から高く評価される学生というのは、どのような学生でしょうか?
それは、志望している企業の本質を短時間で見抜き、相手が本来伝えたい深層にあるメッセージを理解し、その企業に注力して選考を進められる学生です。景気が下向きになると、企業の採用人数が下がり、氷河期が訪れるといった風評が広がります。多くの人はリスクマネジメントのために多くの企業を選択肢に入れることになります。確率論の世界です。
結果、コミットメントする対象が膨大になり、志望企業に対しての理解度が下がります。理解度が低いため、相手が求めている答えをアウトプットできなくなります。選考に対する全体的な準備時間も少なくなります。まさに、反ランチェスター戦略とでもいえるのではないでしょうか。桶狭間の戦いの今川義元みたいになります。ところが、現実、本来のリスクマネジメントは確率論ではないのですが、人の心理というのは面白いもので確率論に走ることが非常に多いようです。
メッセージ
もしこれから就活を始めるのであれば、是非上記のことを心に刻んで就活に臨んで欲しいなと思います。今回の内容はポジティブな内容ではありませんが、これを反面教師に就活をすすめてもらえば、おそらく損は絶対にしないはずです。みなさんの就活が成功に終わることを、心より応援しております。
悩みなどあれば、気軽にご連絡くださいね。⇒kumagai0404@gmail.com
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