「戦況は全て情報収集で決まっていた」
伏見城で胡坐をかきながら、そう家康は悦に入っていたのかもしれません。
徳川家康に関する書籍を読むと、家康の情報収集能力の高さについて触れてある本が結構あります。
例えば、『アメリカ人の見た徳川家康』(マイケル・アームストロング著)にて、服部半蔵は、CIA長官のようだと書かれています。
家康は、服部半蔵を頂点に傭兵忍者軍団を結集させ、伊賀の忍者を使い世界最強の情報収集力を育成しようと考えていました。なんと、これはアメリカ合衆国が建国される前の話です。
さらに、家康は田中勝介にヌエバ・エスパーニャ(ノビスパン、現在のメキシコ)へ向かわせます。そこでスペイン人から大船を操る船舶の操縦訓練とその技術習得、メキシコの実情の調査を行っています。
結果、太平洋を横断し、メキシコの西海岸にあるアカプルコまでの航海に成功するのです。
関が原合戦の前にも、キリシタン弾圧で潜伏していたスペイン人宣教師のヘロニモ・デ・ススースからヨーロッパの最先端情報を入手していたと言われています。
家康の天下取りは、勿論、武器によって勝ち取った天下でもありましたが、情報を的確に捕らえて勝ち取った天下でもあったとも言えるでしょう。
我々も家康の情報収集を見習う必要がありそうです。
では、現代人(ビジネスパーソン)にとっての情報収集ツールはなんでしょうか?
書籍、インターネット、人脈などいろいろありますが、まずは、日経新聞がビジネスパーソンにとっての必須アイテムになるでしょう。
今回は日経新聞からの情報収集法について書いていきたいと思います。
以下は私が大学時代、ゼミナール協議会という団体に所属しており、日経新聞社講演会を行ったときに聞いた内容も踏まえています。
新聞は、どのページにどんなことが載っているかが決まっています。よって、日経新聞の構成を頭に入れる必要があります。

※日経4946から引用
【1面】
1面には世の中に大きなニュースが書かれます。
日経では「経済への影響の大きさ」を重要度の基準としています。1面を上下左右に4分割すると、右上に掲載される記事が日経新聞が一番注目する記事です。
右下には前日の日経平均株価、NYダウ、円相場、長期金利、ドバイ原油が記載されます。1面左側には、特集記事が掲載されます。特集記事は経済や社会が抱える重要テーマについて問題提起する見逃せないコラムです。
【総合・政治/2・3面】
2面には政治に関する記事と社説が掲載されています。
3面は総合欄となります。内容は日経独自調査の結果なんかが掲載されています。キーワードは“ニュースがわかる”と“景気がわかる”。
また、3面右下に『きょうの言葉』という欄があり、1面で掲載されたニュースの用語解説が載ってます。
【経済/5面】
マクロ経済に関する内容の記事が掲載されます。政府の経済政策や財政、税制、年金問題、景気動向に加え、銀行・保険・証券・ノンバンクなど金融機関の動向等です。
景気を先読みできる「NIKKEI指標」が随時掲載されています。
【金融/7面】
銀行・証券・保険など金融機関関連の記事が記載されています。
【国際/8・9面】
見開きで国際事情に関する記事が掲載されています。
【企業(総合)】
11面から企業をとりまくニュースが掲載されています。
『企業総合』『企業』面が充実しているのが日経新聞の特徴です。個別企業のニュースはもちろん、その業界が直面している課題や今後の展望まで解説されています。
【企業1/13面】
総合欄に載りきらなかった業界ニュースや主要企業個別ニュースが掲載されます。
【企業2/15面】
前面に載りきらなかった個別企業の記事が掲載されます。
ニュースが多い場合、【企業3】面もできます。
【投資・財務/16・17面】
個別企業の業績や財務情報をはじめ、個人向けの株式・債券関連商品や証券会社のサービスなど投資情報、新規公開企業の紹介など個人投資家に役立つ情報が掲載されます。
【マーケット総合/18・19面】
株式、債券、外国為替、商品先物など、各マーケットの動きをまとめて紹介するページです。「Stock Ranking」には株式の値上がり率、値下がり率、売買代金などのランキングを掲載します。
金利相場⇒為替相場⇒株式相場、という順番に掲載されます。
【証券/23-27面】
上場企業の前日の株価を一覧が表示されます。
東証1部⇒東証2部⇒新興市場⇒大証⇒名証の順番に掲載されます。
【以下省略】
上記以外の内容に関しては省略します。
その日、一番読んでもらいたい内容は、通常1面と3面に書かれています。特に1面が重要な記事になります。さらに、連動して1面で取り上げた記事を詳しく説明しているのが3面になります。
よって、まず1面を俯瞰して読み、興味を持った記事について3面を読み、より詳しく理解するという読み方が好ましいと言えます。
毎日のニュースを追う時間がなくても、『総合』面を読んでいれば、日本経済の重要な出来事や新しい潮流を効率よく知ることができるといえます。
日経新聞の場合、奇数ページに大企業に関するニュース、偶数ページに中小企業のニュースが扱われる傾向があるそうです。よって1、3、5、7、9面に目を通すことで全体感を捉えることが可能になります。
1.日経平均株価
東京証券取引所の第1部上場株式から主要225銘柄を選び、株価を調整平均したもの。
2.NYダウ
ニューヨーク証券取引所やナスダック市場に上場している株式のうち30銘柄を選び、株価を調整平均したもの。
3.為替レート
通貨を他の通貨と交摸する際の比率。
4.長期金利
1年以上の資金の貸し借り等に課される金利。
5.ドバイ原油相場
東京市場での原油の指標となる中東「ドバイ産原油」の取引価格。
◎毎月チェックするデータ
1.予景気動向指数
景気と密接な関係にある計30の経済指標を集計して算出されるデータ
2.完全失業率
労働力人口に占める完全失業者(仕事をしていなくて、すぐに就業できる状態にあり、仕事を探している人)の割合
3.消費者物価指数
個人の消費生活において重要度の高いモノ・サービスの小売価格の水準を示す
◎年4回チェックするデータ
1.経済成長率
一国の経済規模を表す国内総生産(GDP)が前の期に比べ何%増加したかを示したもの
2.日銀短観
企業経営者に対する景況感等についてのアンケート調査をもとに作成される景気指標
3.業界天気図
日経が年4回、四半期の初めに発表する主要30業種の業況見通し
◎年1-2回チェックするデータ
1.公示地価
代表的な地価データの1つ。標準とされる土地の毎年1月1日時点での取引価格を集計・発表するもの。全国平均値や商業地・住宅地といった用途別、東京・大阪・名古屋といった都市圏別の変動率なども公表される
2.採用計画調査
日経が主要企業の新卒者定期採用や中途・通年採用について、企業別・業種別の採用数やその増減などを集計・発表するもの
3.ヒット商品番付
日経によるヒット商品のランキングデータ。売れ行きや開発の着眼点、生活者心理への影響などを総合的に判断して、年2回、ヒット商品を独自にランキング発表するもの。詳細は日経MJ(流通新聞)に掲載
4.主要商品・サービス100品目シェア調査
日経が年1回、国内の代表的な商品・サービス100品目のシェアと前年比を集計・発表するもの。詳細は日経産業新聞に掲載
例えば企業業績が回復すれば、人々の所得や雇用情勢も上向く可能性が高まります。結果、消費活動が活発になり、それが企業業績を押し上げます。そして、おのずと企業業績や所得、雇用、個人消費を示すデータは連鎖的に変動していくはずです。
このようなデータの相関関係に目を向けることで、日頃から仮説検証する能力を身につけることも可能です。
リード文まで読めば記事の大体の内容はつかむことができます。リード文を読む際、「事実(何をした)」「背景(何のため)」「今後(その結果)」の3点に着目すると、より理解ができるようになります。
上記の内容を踏まえて効率的に情報収集をしてみてください。日経新聞は新社会人にとって必須です。就活生にとっては、選考でのプラス材料になる場合も多いようです。
そもそもプロフェッショナルなビジネスパーソンになる上では読んで当たり前です。今からでも読むことをオススメします。ちなみに以下のサイトから登録が可能です。
http://www.nikkei.co.jp/rcafe/net/
住所と簡単な個人情報をを登録するだけで、翌日にはポストに日経新聞が届きますよ。
伏見城で胡坐をかきながら、そう家康は悦に入っていたのかもしれません。
徳川家康に関する書籍を読むと、家康の情報収集能力の高さについて触れてある本が結構あります。
例えば、『アメリカ人の見た徳川家康』(マイケル・アームストロング著)にて、服部半蔵は、CIA長官のようだと書かれています。
家康は、服部半蔵を頂点に傭兵忍者軍団を結集させ、伊賀の忍者を使い世界最強の情報収集力を育成しようと考えていました。なんと、これはアメリカ合衆国が建国される前の話です。
さらに、家康は田中勝介にヌエバ・エスパーニャ(ノビスパン、現在のメキシコ)へ向かわせます。そこでスペイン人から大船を操る船舶の操縦訓練とその技術習得、メキシコの実情の調査を行っています。
結果、太平洋を横断し、メキシコの西海岸にあるアカプルコまでの航海に成功するのです。
関が原合戦の前にも、キリシタン弾圧で潜伏していたスペイン人宣教師のヘロニモ・デ・ススースからヨーロッパの最先端情報を入手していたと言われています。
家康の天下取りは、勿論、武器によって勝ち取った天下でもありましたが、情報を的確に捕らえて勝ち取った天下でもあったとも言えるでしょう。
我々も家康の情報収集を見習う必要がありそうです。
では、現代人(ビジネスパーソン)にとっての情報収集ツールはなんでしょうか?
書籍、インターネット、人脈などいろいろありますが、まずは、日経新聞がビジネスパーソンにとっての必須アイテムになるでしょう。
今回は日経新聞からの情報収集法について書いていきたいと思います。
以下は私が大学時代、ゼミナール協議会という団体に所属しており、日経新聞社講演会を行ったときに聞いた内容も踏まえています。
日経新聞の効率的な読み方
新聞の構成のパターンを知る新聞は、どのページにどんなことが載っているかが決まっています。よって、日経新聞の構成を頭に入れる必要があります。
※日経4946から引用
【1面】
1面には世の中に大きなニュースが書かれます。
日経では「経済への影響の大きさ」を重要度の基準としています。1面を上下左右に4分割すると、右上に掲載される記事が日経新聞が一番注目する記事です。
右下には前日の日経平均株価、NYダウ、円相場、長期金利、ドバイ原油が記載されます。1面左側には、特集記事が掲載されます。特集記事は経済や社会が抱える重要テーマについて問題提起する見逃せないコラムです。
【総合・政治/2・3面】
2面には政治に関する記事と社説が掲載されています。
3面は総合欄となります。内容は日経独自調査の結果なんかが掲載されています。キーワードは“ニュースがわかる”と“景気がわかる”。
また、3面右下に『きょうの言葉』という欄があり、1面で掲載されたニュースの用語解説が載ってます。
【経済/5面】
マクロ経済に関する内容の記事が掲載されます。政府の経済政策や財政、税制、年金問題、景気動向に加え、銀行・保険・証券・ノンバンクなど金融機関の動向等です。
景気を先読みできる「NIKKEI指標」が随時掲載されています。
【金融/7面】
銀行・証券・保険など金融機関関連の記事が記載されています。
【国際/8・9面】
見開きで国際事情に関する記事が掲載されています。
【企業(総合)】
11面から企業をとりまくニュースが掲載されています。
『企業総合』『企業』面が充実しているのが日経新聞の特徴です。個別企業のニュースはもちろん、その業界が直面している課題や今後の展望まで解説されています。
【企業1/13面】
総合欄に載りきらなかった業界ニュースや主要企業個別ニュースが掲載されます。
【企業2/15面】
前面に載りきらなかった個別企業の記事が掲載されます。
ニュースが多い場合、【企業3】面もできます。
【投資・財務/16・17面】
個別企業の業績や財務情報をはじめ、個人向けの株式・債券関連商品や証券会社のサービスなど投資情報、新規公開企業の紹介など個人投資家に役立つ情報が掲載されます。
【マーケット総合/18・19面】
株式、債券、外国為替、商品先物など、各マーケットの動きをまとめて紹介するページです。「Stock Ranking」には株式の値上がり率、値下がり率、売買代金などのランキングを掲載します。
金利相場⇒為替相場⇒株式相場、という順番に掲載されます。
【証券/23-27面】
上場企業の前日の株価を一覧が表示されます。
東証1部⇒東証2部⇒新興市場⇒大証⇒名証の順番に掲載されます。
【以下省略】
上記以外の内容に関しては省略します。
全部読む必要は無い
日経新聞の文字数は全部で約25万字あるのだそうです。ちなみに出版に携わった『就活の王道』が全部で3-4万字だったと思います。よって約7冊分になります。全部読んでいては非効率です。記事の優先順位を知る
まずは1面と3面の記事を読むことをオススメします。その日、一番読んでもらいたい内容は、通常1面と3面に書かれています。特に1面が重要な記事になります。さらに、連動して1面で取り上げた記事を詳しく説明しているのが3面になります。
よって、まず1面を俯瞰して読み、興味を持った記事について3面を読み、より詳しく理解するという読み方が好ましいと言えます。
毎日のニュースを追う時間がなくても、『総合』面を読んでいれば、日本経済の重要な出来事や新しい潮流を効率よく知ることができるといえます。
奇数ページを読む
5面、7面、9面に経済や国際に関する記事が掲載されます。日経新聞の場合、奇数ページに大企業に関するニュース、偶数ページに中小企業のニュースが扱われる傾向があるそうです。よって1、3、5、7、9面に目を通すことで全体感を捉えることが可能になります。
定点的にデータを追う
◎毎日チェックするデータ1.日経平均株価
東京証券取引所の第1部上場株式から主要225銘柄を選び、株価を調整平均したもの。
2.NYダウ
ニューヨーク証券取引所やナスダック市場に上場している株式のうち30銘柄を選び、株価を調整平均したもの。
3.為替レート
通貨を他の通貨と交摸する際の比率。
4.長期金利
1年以上の資金の貸し借り等に課される金利。
5.ドバイ原油相場
東京市場での原油の指標となる中東「ドバイ産原油」の取引価格。
◎毎月チェックするデータ
1.予景気動向指数
景気と密接な関係にある計30の経済指標を集計して算出されるデータ
2.完全失業率
労働力人口に占める完全失業者(仕事をしていなくて、すぐに就業できる状態にあり、仕事を探している人)の割合
3.消費者物価指数
個人の消費生活において重要度の高いモノ・サービスの小売価格の水準を示す
◎年4回チェックするデータ
1.経済成長率
一国の経済規模を表す国内総生産(GDP)が前の期に比べ何%増加したかを示したもの
2.日銀短観
企業経営者に対する景況感等についてのアンケート調査をもとに作成される景気指標
3.業界天気図
日経が年4回、四半期の初めに発表する主要30業種の業況見通し
◎年1-2回チェックするデータ
1.公示地価
代表的な地価データの1つ。標準とされる土地の毎年1月1日時点での取引価格を集計・発表するもの。全国平均値や商業地・住宅地といった用途別、東京・大阪・名古屋といった都市圏別の変動率なども公表される
2.採用計画調査
日経が主要企業の新卒者定期採用や中途・通年採用について、企業別・業種別の採用数やその増減などを集計・発表するもの
3.ヒット商品番付
日経によるヒット商品のランキングデータ。売れ行きや開発の着眼点、生活者心理への影響などを総合的に判断して、年2回、ヒット商品を独自にランキング発表するもの。詳細は日経MJ(流通新聞)に掲載
4.主要商品・サービス100品目シェア調査
日経が年1回、国内の代表的な商品・サービス100品目のシェアと前年比を集計・発表するもの。詳細は日経産業新聞に掲載
データの相関関係を仮説検証する
各データとの相関関係に目を向けてみます。例えば企業業績が回復すれば、人々の所得や雇用情勢も上向く可能性が高まります。結果、消費活動が活発になり、それが企業業績を押し上げます。そして、おのずと企業業績や所得、雇用、個人消費を示すデータは連鎖的に変動していくはずです。
このようなデータの相関関係に目を向けることで、日頃から仮説検証する能力を身につけることも可能です。
逆三角読みをする
新聞の記事は必ず、見出し⇒リード文⇒本文という構成になっています。要するに、逆三角形型に記事が掘り下げられていきます。よって、下へ進むほど細かい情報・詳しい情報になっていきます。記事の種類を把握する
各記事の語尾「・・・と発表した」「・・・しそうだ」などにポイントを絞ることで、その記事が意見か事実か、スクープかどうかを判断して読むことができます。ニュースの背景を知る
リード文というのは、記事の全体を簡潔にまとめたものになります。リード文まで読めば記事の大体の内容はつかむことができます。リード文を読む際、「事実(何をした)」「背景(何のため)」「今後(その結果)」の3点に着目すると、より理解ができるようになります。
インターネットと並列使用する
より深い情報や分析、展望などは日経新聞でしか得られない情報になります。どうしてもインターネットの情報は、更新性が高く、事実を知るのには向いていますが、時代背景や見通しについて知るためには不向きになります。よってうまく使い分ける必要があるということになります。上記の内容を踏まえて効率的に情報収集をしてみてください。日経新聞は新社会人にとって必須です。就活生にとっては、選考でのプラス材料になる場合も多いようです。
そもそもプロフェッショナルなビジネスパーソンになる上では読んで当たり前です。今からでも読むことをオススメします。ちなみに以下のサイトから登録が可能です。
http://www.nikkei.co.jp/rcafe/net/
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