ウエスギヨウザン
「ウエスギヨウザン」アメリカのジョン・F・ケネディ大統領が日本人記者団に、「あなたがもっとも尊敬する日本人は誰ですか」と質問された時の答えです。
ところが残念なことに、日本人記者団の方が上杉鷹山という人物を知らず、「ウエスギヨウザンって誰だ」と互いに聞きあっていたそうです。では、何がきっかけでケネディは鷹山を知ったのでしょうか。それは、鷹山の「伝国の辞」の英訳されたものを読んだからだとされています。
それではその「伝国の辞」とはどのようなものだったのでしょうか。
伝国の辞
「人君の心得」
一、国家は、先祖から子孫に伝えられるもので、決して私すべきものではないこと。
一、人民は国家に属するもので、決して私してはならないこと
一、国家人民のために立ちたる君であって、君のために人民があるのではないこと
天明五年巳年二月七日 治憲
治広殿 机前
藩主は何のために存在するのか?
世間はこれを「伝国の辞」と呼びました。 「伝国の辞」には鷹山の思想がはっきり現れています。当時の封建幕藩体制では、藩主はそこの藩民を私し、単なる税源としてしか考えていませんでした。領民の人格をまったく無視していたのです。しかし、鷹山はそうは考えませんでした。ここで国家というのは藩のことです。藩は藩主の私物ではないということと、藩の民すなわち藩民はこれも私物ではないということです。つまり、領民は藩という当時の自治体に属しているものであって、たまたまそこに遭遇した藩主や藩士たちの指摘税源ではまったくない、ということを鷹山は宣言しました。だから、藩主というのは、その国家と人民のための仕事をするために存在するのであって、国家や人民は、藩主のために存在しているのではない、と明確に言い切ったのです。
鷹山の考えはあきらかに藩機関税です。藩は人民の合意を、実行するための機関だということを明言しています。およそ二百年程も前に、こういう民主主義的な考え方を表明したことは徳川幕藩体制下では稀有のことであって、また、鷹山の思想がどれほど思い切ったものであったかを示しています。まだ、近代民主主義が発達しているわけでもなく、鷹山がまたそんなことを知るわけもありません。
あくまでも鷹山の独創でした。そして、日本人よりも、むしろアメリカ人のケネディの方が、敏感にしかも実感を持って鷹山の考えを汲み取ったのです。
社長は何のために存在するのか?
今回のこのお話、企業にも関係していると思いませんか?このブログを読んでいる就活生のみなさん、もしOB訪問することがあれば、社長に「会社とは社長にとって何ですか?」と聞いてみるべきです。しかし、そうそう聞くチャンスもないと思いますので、まずは社員に聞いてみましょう。
封建幕藩体制下のように、社長はそこの社員を私し、単なる収益源としてしか考えていないかもしれません。社員の人格をまったく無視してる会社かもしれません。
逆に藩機関税で社長というのは、その企業と社員のための仕事をするために存在するのであって、企業や社員は、社長のために存在しているのではないという企業かもしれません。
果たしてみなさんはどんな企業で働きたいですか?

コメントはフェイスブックからどうぞ!












はじめまして。僕は国家公務員を目指しています。そのため今までほとんど民間企業に興味がありませんでした。でもこの熊谷さんのブログで僕の意識がかなり変わりました!!今LRさんのサイトを1時間以上かけて読んでしまっています(笑)メンバー第1・顧客第2主義にはかなりショックを受けました!!魅力的すぎてたまりません!!もっと広い目でいろんなことを見ていきたいと思います!!ありがとうございました!!
上杉鷹山は父から何度も話を聴かされて育ち、私の尊敬する歴史上の人物の1人です。『伝国の辞』や「三助」の方針など現在の企業経営でもその思想は大変深く考える内容ですよね。『なせば成る 為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり』就活生のみなさんや現在就労中の方も頑張っていただきたいです。
blogを拝見して、
テンプスタッフの篠原社長の話を思い出しました。
「社員は社長のもとに集まっているのではなく、意義ある事業や企業理念に集まっている」
私が社会に出たことがなく、経営に関して全くの無知なので、
色々な方にアドバイスを頂いているのですが、
開口一番に聞かれるのが、「何故起業したいの」という企業理念の部分です。
最近実感しているのですが、意義ある理念がぶれず、自ら発信していけば、
人・モノ・金は後からついてくるんだと思います。
自分の場合は
あまりにも危なかっしくて周囲の方が見かねて、
救いの手を差し延べてくれてますが(笑)
これからも原点を
大事にしたいと思います